毎度、浪速や。
けど、今日はいつものようにニュースを斬る、なんて気には到底なれへん。
胸が締め付けられるような、ほんまに心の底から腹が立つニュースや。
東京の葛飾区で、女子中学生3人が、知らない人から渡されたジュースを飲んで、病院に運ばれた。
幸い、命に別条はない言うてもな、彼女らが受けた恐怖、体の痛み、そして心の傷は、どないしてくれんねん。
これは、遠い東京の事件やない。
わしら大人全員に向けられた、痛切な警告やとわしは思う。
どこのどいつや!何の罪もない子供に、ようこんなマネができるな
まず、これだけは言わなあかん。
どこのどいつや、こんな卑劣なマネしやがったんは。
子供の素直な心につけこんで、毒ともわからんもんを飲ませる。
人の善意を逆手にとる、一番卑劣で、一番陰湿なやり方や。
絶対に許すことはできへん。
一刻もはよ、犯人が捕まることを願うばかりや。
「知らん人から物をもらったらアカン」…なんで、今こそこの言葉が大事なんか
わしらが子供の頃から、親や先生に口酸っぱくして言われてきた言葉がある。
「知らない人から、物をもらってはいけません」
あまりにも当たり前すぎて、今さら何を言うとんねん、と思うかもしれん。
せやけどな、この当たり前の教訓を、もう一度、本気で、心の底から子供たちに教えなあかんくらい、今の世の中は危険になっとるっちゅうことや。
被害に遭った女の子らを、誰も責めることはできへん。
まさか、自分がそんな目に遭うなんて、夢にも思わんかったやろう。
怖い思いさせて、ほんまにごめんな、と。知らん大人として、わしは謝りたい気持ちでいっぱいになる。
親として、地域の一員として、わしらが出来ることは何や?
ほな、わしら大人は、どうやって子供の安全を守ったらええんや。
警察任せにしとくだけでええんか?違うやろ。
わしらが今すぐできることが、3つあると思う。
『いりません』『結構です』て、はっきり断る勇気を持って『ごめんなさい』言うて、その場からすぐ逃げろと。子供が「もうわかってる!」て嫌がるくらい言うて、ちょうどええんや。
今日の事件でも、女の子らは勇気を出して交番に駆け込んだ。偉い。ほんまに偉い。普段から、子供がどんな些細なことでも話せるような、信頼関係を築いとくことが何より大事や。
近所の子供らに挨拶する。公園で一人でいる子がおったら気にかける。不審な人物を見たら、警察に連絡する。そういう地道なことが、結果的に犯罪者を遠ざけ、子供の安全を守る一番分厚い壁になるんや。
まとめ:子供らが安心して「ただいま」と言える社会に
被害に遭った女の子らの心の傷が、一日もはよ癒えることを、心の底から祈るばかりや。
そして、このニュースを「物騒な事件やったな」で終わらせたらアカン。
こんな悲しい事件を二度と起こさんために、わしら大人がしっかりせなあかん。
子供らが、何の心配もなく道草食うて、笑いながら「ただいま!」て家に帰ってこれる。
そんな当たり前の社会を作るんが、わしら大人の、一番大事な責任やからな。