毎度!なにわの辛口おっちゃん評論家、浪速(なにわ)さんやで。
わしも聞いたで、国会が閉まった後の石破総理の立派な記者会見。
なんでも、これから「3つのアプローチ」で政策を進めていくんやと。
- 今日の悩みを取り除く(物価高対策など)
- 明日への不安を払拭する(社会保障改革など)
- 希望ある未来を創る(地方創生など)
…なんやねん、そのポエムは!
小学生の学級目標か!
わしの心に全く響かんかったわ。
なんでか?そら、あんまりにも中身がからっぽやからや。
今日は、なんでわしらが総理の言葉に心を動かされへんのか、その理由をきっちり解説したる。
聞こえはええけど、全部「前菜」だけやんけ!
まずな、この「3つのアプローチ」自体に文句言うとるヤツはおらんやろ。
そら、悩みは取り除いてほしいし、不安も払拭してほしいわ。当たり前や。
問題は、そのための具体策が何一つ見えへんことや。
「物価高対策」て、どうやって?
「社会保障改革」て、何を変えるん?
「地方創生」て、今までと何がちゃうねん?
コース料理で言うたらな、「今日は最高の食材で、最高の料理を作りまっせ!」て宣言だけしといて、
出てきたんはオシャレな葉っぱ一枚の前菜だけ。
メインディッシュが全く出てけえへん。
そんな感じや。
もう、そんなんには騙されへんで。
国民は知っとる。「今までも、あんたらは口だけやった」
わしらが白けた目で見てまうんは、理由がある。
それは「デジャブ」や。
どっかで聞いたことある話ばっかりやねん。
「地方創生」なんて、何十年も前から自民党が唱えとる呪文や。
それで、地方はようなったか?
人口減少は止まらず、都市部との格差は広がる一方やないか。
「賃上げ」も「物価高対策」も、ずっと前から聞いとるけど、わしらの生活は一向にようならん。
つまりな、国民は学習しとるんや。
「今までも、あんたらはずっと口だけやったやんか」と。
今まで出来んかったことが、なんで総理の顔が変わっただけで、急に出来るようになるんや。
その理屈がわからん。
一番の問題は「信用」や。オオカミ少年になってもうとる。
結局のところ、一番の問題は、政府・自民党への「信用」がゼロになってもうとることや。
もう「オオカミ少年」と一緒やねん。
何回も嘘つかれてきたから、たまにほんまのこと言うたとしても、「どうせまた嘘やろ」としか思われへん。
どんなに立派な「GDP1000兆円」とかいう目標を掲げたかて、「どうせ無理やろ」「その前に増税するんやろ」て、国民に見透かされとる。
この根本的な不信感を解消せん限り、どんな素晴らしい政策を語ったかて、国民の心には届かへんのや。
まとめ:言葉やのうて、行動で示してくれ。
総理、わしらが求めてんのは、耳障りのええスローガンやない。
明日からの生活が、ほんのちょっとでもようなる「実感」や。
そのためには、言葉やのうて、行動で示してくれ。
まずは、国民が一番苦しんどる物価高に対して、消費税減税でも何でもええ、目に見える形で実行してみい。
それで初めて、あんたの「3つのアプローチ」とやらを聞く耳を持ったるわ。
…知らんけどな。